またあそぼ

父の転勤先だった徳島では引越しブルーの毎日。前の家に帰ろうと家出をして、森の中で知らないお姉さんに助けてもらったエピソードが「またあそぼ|迷子になって初めてブランコを漕げた徳島の森」。母が迎えに来てくれるのを待つあいだ、公園で乗った夕暮れのブランコは私の中でインパクトが強く、「またあそぼ」という歌になりました。

小学校の教科書に載る栄誉を頂けたけれど、この歌詞の3番は徳島でトラウマとなった思い出がベースになっているのです。わんわん泣くことしかできなかった幼児に声をかけ、背中を押してくれたお姉さんの手は、未来の私だったのかもしれません。

 

「またあそぼ」

かけあし帰った公園で 声がだんだん消えていく
あしたもあそぼ またあそぼ
夕焼け小焼け

スズメも帰った公園で 空を子犬が見上げてる
あしたもあそぼ またあそぼ
一番星みつけた

みんな帰った公園で 風のブランコゆれている
あしたもあそぼ またあそぼ
あした天気になあれ

©Copyright 織田ゆり子

 

Youtubeからmaniwa menuetさんのバージョンをお借りしました。